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小型エコー装置の導入

先日、小型ポータブルの超音波検査装置(超音波エコー装置)を導入いたしました。

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まずは動物医療での超音波検査についてのあらましから。。。

超音波検査(エコー検査)動物医療に導入され始めてから20数年くらいでしょうか、現在ではその普及率はほぼ”一家に一台”と言ってもいい程高くなり、レントゲン検査装置と合わせて画像検査装置の両翼を担っています。

最近の超音波画像の”画像処理”の進歩による高画質化には目を見張るものがあり、もはや腹部臓器なら見えないものはない、というレベルになっていると表現しても言い過ぎではないでしょう。
現在では腹部心臓という代表的なくくりだけではなく、関節血管神経など体の隅々までが検査の対象となってきています。
その昔、胆のう膀胱腎臓など、今なら難なく高画質が出せる臓器が”なんとかそこにあると分かる”程度の画質でしかなく、検査したのになんとも言えないという結果の歯がゆかったことなど、隔世の感を禁じえません。

現在、超音波検査装置はその基本性能が向上し、少なくとも動物医療での使用においては天井まで達した感があります。最新のハイエンドの機種は勿論スゴイのですが、実用面ではいわゆる汎用機との差がだいぶ少なくなってきました。

pet_echo_kensa_dog.png

最近では人間の医療において、さらに超音波検査の”在り方”、”使い方”にも変化がみられてきているようです。そのひとつがPOCUS、もうひとつはFASTでしょうか。。。

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POCUSとは?
超音波検査装置の高性能化や小型化によるポータビリティを生かして、人間の医療では様々な診療科POCUSと略されるようなPoint Of Care UltraSound(ポイント・オブ・ケア超音波)、すなわち「ちょっと診てみる」超音波検査の考え方が広まりつつあります。

とりあえず検査をしてみようと、今までの超音波検査の敷居を下げて検査室ではなく患者さんの傍で、必要な情報をリアルタイムにということでしょうか。こうした使い方によって病気診断治療の計画やその後の経過観察が小型の検査装置を使って、まさに人間の五感の延長として簡単に行える時代になりました。

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FASTとは?
最近の動物医療での超音波検査装置の新たな活躍の場のひとつとして目を引くのは、”ちょっと診てみる”お手軽なPOCUSを、緊急度の高い患者さんに対して手順化して発展させた、人間の救急医療で生まれたFASTと呼ばれるアプローチ法です。

FASTとは Focused Assessment with Sonography for Trauma の略で、交通事故などによる外傷で生じる腹腔胸腔心膜腔での命に危険性を生じる出血をあらかじめ決まった箇所での迅速な超音波検査で見つけ、救命率を上げることを目的とする検査手順です。

簡単に言ってしまえば、数分以内に指定された複数カ所で出血があるかどうかを明らかにしなさい、ということです。

FASTはその迅速・簡便性から今や人間の救命救急で当然のように行われるようになり、救命率の向上に貢献しています。近年このFAST動物医療向けにアレンジしたものが、動物の救命救急を行う獣医師を中心として広まりつつあります。

動物医療では、獣医にとってこの派手なイメージ先行のFASTが広まるにつれて、一見当たり前すぎるイメージの”ちょっと診てみる”お手軽なPOCUSが一般化してくる流れなのかなと思っています。人間の動物医療では真逆な感じですね。。。

いずれも、小型エコーがその機動性という利点を発揮するにはもってこいの環境です。

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前置きが長くなりましたが、下写真が今回導入した超音波検査装置です。
>富士フィルム・SonoSite M-Turbo V

M-TurboV.JPG

専用の台に載っているため大きく見えますが、装置の本体は真ん中の”ノートPC”の様な装置です。
女子にはややずっしり来るようですが、簡単に取り外してバッテリー駆動で持ち歩くことができます。(下写真)

M-TurboV4.JPG

この機種の特長は。。。
・「ノートPCのような軽量コンパクト
・「電源不要の高いポータビリティ性
・「10数秒で検査が開始できる迅速性
・「強い衝撃、水没に耐えるタフネス

つまり、検査室診察室に”でん”と構える超音波検査装置とは異なる視点からの特長を持っています。

実は、こうした機種には据え置き型の大きな検査装置が”しのぎ”を削っている、ある特徴が欠けています。それは「高機能、高画質である」というメーカーが最も訴えたいポイントです。

一般的に機械モノに高いスペックを追求すると、どうしても装置が大きく重くなってしまいます。
では、基本性能、画質は次善にして十分、”コンパクトでタフ、ポータビリティを優先するような装置が活躍する場所は?

それは、患者さんの傍らに移動して”ちょっと診てみる”、POCUSのような簡便な超音波検査から、迅速性が最優先する救急救命の現場であったり、トクターヘリなどの人員設備が限られるような環境、災害時や紛争地での極限状況での使用までさまざまです。

今回導入した機種は、もともと戦地での過酷な使用も視野に入れた超音波検査装置を製造する米国・SonoSite Inc.のタフな使用にも耐える装置です。

M-TurboV3.JPG
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動物医療の現場でのポータブル超音波検査装置の役割は?

動物病院では平穏な日常診療の中で突如飛び込んでくる緊急患者さんによって、救命救急の現場となるという避けられない現状があります。これは、いずれの動物病院もその規模の大小を問わず、”地域の救急病院”の機能をも併せ持っているためです。

救急の患者さんは受付をして、待合室で待ってから診察室へという悠長なことはしていられません。全てすっ飛ばして一番奥の処置室へ直行となります。一分一秒を争うという表現はやや大げさなことも多いのですが、”10分程度を争う”というのはよくある光景です。

救急患者さんのために用意された時間が仮に10分だとすると、その間にやらなければならないこと、これは患者さんの状態を安定させるためにほとんどが費やされてしまいます。
つまり、呼吸を安定させる、静脈の確保をする、血圧脈拍呼吸体温などのモニタ類による監視を開始して、血液循環の維持を図り薬物を順次投与する。実は検査はその後からです。最初の検査は血液検査採血を行うでしょう。
人数にもよりますが、ここまででだいたい10分です。

仮に高性能であっても、人手が必要だったり移動に時間のかかる大きな超音波検査装置では要求されるスピード感に対応できず、そこに入る余地がないでしょう。その結果、超音波検査の優先順位が低くなってしまいます。

ところが、超音波検査FAST)を行った結果に患者さんを救命するための解決の糸口があるとしたら。。。?

こうした現場のニーズに、即応性のあるこうした小型、ポータブルの装置は答えてくれると確信しております。

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文責:あいむ動物病院西船橋 病院長 井田 龍

金魚はじめました

以前のブログで、当院待合室のウーパールーパー達をご紹介してから早いものでもう1年。彼ら3匹はすっかり成長して、結果的にはすべて♂だということが発覚したのですが、現在、待合室のアイドルとして頑張ってくれています。
”気持ち悪いけれど可愛い”と、しげしげと水槽をのぞき込む方の姿も見慣れた光景となり、ご来院される皆様にはお馴染みな、ナニかと気になる存在になったと思われます。
>ウーパールーパーについてはこちら

そして、2019年夏、さらに仲間が増えました。

蒸し暑い夏には、”ゆらゆら”と泳ぐ金魚を愛でながら、一服の清涼感を感じるというのが日本人の心の原風景ではないでしょうか。

今回、そんなことを考えながら、暑い夏の期間限定で金魚鉢を設置してみることに。。。

kingyo.JPG

金魚鉢の中の主人公はコミカルな動きと表情で愛嬌のあるランチュウさんです。きっと、涼しさと合わせて皆様の心を和ましてくれることでしょう。

実はこのランチュウ、一年前から病院奥の事務室で1センチに満たない稚魚から育てている、たくさんの中の2匹なんです。
水替えに合わせて1週間ごとに2匹づつ待合室に交代で出勤の予定です。
最初はお気づきにはならないかもしれませんが、よく見るとちょっぴり遠慮がちであるとか、僕を見てー!などと愛嬌があったりと、しっかりと個性を持っています。。。

待合室でのご滞在の際には、ぜひご覧になっていただければ幸いです。

金魚のまあるい目、4つがお迎えいたします。

受付時間

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平日は朝8時から診療します
※年末年始・お盆は診療時間が短縮になります。
※水曜日、13時以降は手術・処置のため休診です。

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