爪が伸びすぎたウサギ

ウサギさんの爪切りって、難しいですよね。。。

室内の狭いエリアでの飼育が大部分で、運動量が少ない場合には特に要注意です。ついついうっかり、何か月もたってしまうと爪が伸びすぎて、ご覧のようになってしまうこともあります。

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このような状態が長引くと、ウサギは正常な歩行が難しくなってきます。

床面で滑りやすくなりちょっとしたことで転倒したり、ぴょんと跳ねただけでツメの根元が折れて出血したり、さらに大きな怪我も起こしやすくなります。また、動きが悪くなることで、排せつの問題汚れによる皮膚の問題などを起こす可能性もあります。

ご自宅での爪切りはウサギさんを仰向けにしておとなしくなる場合には、深く爪を切るなどのような無理をしなければ、比較的安全に行うことができます。

しかし、普段からあまり爪切りに慣れておらず、暴れてしまったり、強く抑えなければ難しい場合には、骨折など予想もしない大事故が起こることがありますので、充分ご注意ください。

ご自宅での爪切りはいつも大丈夫だからと油断せず、不意な動きに対応できるように常に2人以上で緊張感をもってしてあげてください。

爪を伸ばさないようにするには、適度な運動を心がけ、無理なく少しづつ爪を切るということです。もちろん屋外で自由に運動ができる環境があれば、なおいいですね。

残念ながら、伸びてしまった場合には無理をせずに早めに動物病院を受診してください。。。

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文責:あいむ動物病院西船橋
   病院長 井田 龍

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