前回のブログでは、安全に手術を行うにあたって、患者さんの体温低下を防ぐことのメリットをお話いたしました。前回のお話は下のリンクをクリックしてご覧ください。
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今回のテーマは、手術時のモニタリング(監視)についてのお話しです。
前回は全身麻酔によって失われる、メカニズムのひとつ「体温の維持の重要性」をクローズアップしました。今回はややなじみは薄いですが、同じく重要な血液中の「酸素飽和度とその維持の重要性」について、当院で新たに導入した機器を紹介しながら、ご説明したいと思います。
「酸素飽和度」というものがなんであるかは、読んで字のごとくと思います。実は、この酸素飽和度という指標は手術の時だけではなく、呼吸器や循環器系疾患をはじめとする重症疾患や交通事故などによる大ケガなど、何らかの原因で「緊急状態になった患者さん」に対して、」常に監視し続けなければならない必須の項目です。
酸素飽和度とはなんでしょう?以下に、簡単にご説明したいと思います。
マシモジャパン