>>>飼い主様とお話ししていると…
「うちの子は病院に入ると震えてしまう…」
「病院へ向かう道になると歩きたがらない…」
そんなお声やお悩みを、いただくことがよくあります。
動物たちは、なぜ病院へ行かなければならないのかを言葉で理解することはできません。だからこそ
「病院=怖い場所」ではなく
→「安心できる場所」
→「いいこともある場所」
と感じてもらえるように、普段から”少しずつ”慣らしてあげることが大切です。
◎今回は、ご家庭でもできる「病院に慣れるトレーニング」を3つご紹介します。
まず、なぜ病院が苦手になってしまうのか?
病院には、動物たちにとって慣れない刺激がたくさんあります。
◆慣れない検査や処置
◆何をされるかわからない不安
◆聞き慣れない音や、他の動物の鳴き声
◆嗅ぎ慣れない”におい”
こうした経験が積み重なることで「病院=怖い場所」
というイメージができ上がってしまいます。そのため、普段から少しずつ良い経験を増やしてあげること。これが病院への苦手意識を和らげる第一歩になります。
>>>普段から体を触る練習をしましょう
診察では、お口・耳・足先・お腹など、さまざまな場所を触らせてもらいます。また、違和感や痛みのある場所を触らなければいけないことも多いです。普段から触られることに慣れていると、診察時のストレスを軽減することができます。
触られることが苦手な子は「短時間で終える」+「ご褒美のおやつ」を繰り返しながら少しずつ慣らしてあげましょう。
毎日のスキンシップは健康チェックにもなり、体の異変に早く気付けるきっかけにもなります。
>>>病院へ来るときは、大好きなおやつを持ってきましょう
(※検査前や、嘔吐・下痢などの症状がある場合は、おやつを控えていただくことがあります。)
診察台の上や診察中におやつを食べることで、「病院でもいいことがあった!」という経験につながります。待合室で待っている時間に食べてもらったり、病院スタッフからおやつをもらう経験もとても良いトレーニングになります。
→「病院=楽しいこともある場所」
と感じてもらえるよう、一緒に良い思い出を増やしていきましょう。
>>>お散歩コースに病院前の道を取り入れてみましょう
診察がない日でも病院の前を通ることで「病院へ向かう道=嫌な道」ではなく
「いつものお散歩コース」になります。
さらに病院の前で少し立ち止まり、おやつタイムを作ってあげるのもおすすめです。
病院へ向かう道に楽しい思い出が増えることで、苦手意識が少しずつ和らぐかもしれません。
>>>まとめ・・・
病院に慣れるためのトレーニングは、一度で大きく変わるものではありません。
焦らず、その子のペースに合わせながら「病院での良い経験」を少しずつ積み重ねていくことが大切です。
「うちの子の場合はどうしたらいい?」
「こんな時はどうすればいい?」など…
ご不明なことがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。皆さまと動物たちが、安心して病院へ通えるようお手伝いできれば嬉しいです。
愛玩動物看護師
しつけ方インストラクター
山口 舞