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 夏季ねこドックのおしらせ


当院ではお気軽に健康診断を受けていただけるよう、毎年《1~2月》《8~9月》
のための健康診断プラン、「ねこドック」最大12000円OFFキャンペーンを実施しております。

猫は犬と比べて「高齢期」が長いという特徴があります。
老齢期へ移行する「シニア期」は犬・猫は7-8歳からとされておりますが、猫はシニア期以降がより長く、高齢期が20歳を超えることが珍しくありません。つまり、猫には「超高齢期」という、さらに老齢のステージが存在するとも言えます。

普段の様子では分かり難い、高齢期以降の変化に早期に気づいてあること、これが猫の健康寿命を延長する上でとても大切なことです。

もちろん、これはシニア期以前のステージにおいても変わりません。
猫のライフステージに応じた、より良い医療環境のために。。。
健康診断を有効にご活用ください。

検査内容や詳細についてのお問い合わせは当院スタッフまで。

 ※「おてがるプラン」のみネット予約ができます。
  「きほん」・「あんしん」・「とことん」プランはお電話など対面でのご予約が必要です。

 ○電話:047-402-3700
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プルーン(ドライフルーツ)誤食の注意点

>>>プルーン(ドライフルーツ)とその危険性?

プルーンは近年の”健康志向”の強まりによるドライフルーツ需要の影響により、デーツなどと並び最も勢いのある素材のひとつといわれています。
その他にもいちじく杏子(あんず)マンゴー、アプリコット、クランベリー等その素材の種類は多岐に及び、”プレミアムおやつ市場”の拡大に伴って、ご家庭でも見かける機会が増えているのではないでしょうか?

こうした中、プルーンは数あるドライフルーツの中でも代表的な素材のひとつとなってきており、それに伴ってが誤って食べてしまう例が増えてきていると思われます。(ドライフルーツは総じて噛みごたえがよく、糖度も高いため”一気喰い”につながりやすい食材です)

プルーン誤食に遭遇した際には、同じドライフルーツとしての連想からレーズンと同じように危険なのでは?」と心配される飼い主様が少なからずいらっしゃいます。
実際にネット情報では、プルーンはこうした”危機感の顕れか、レーズン(干しブドウ)と並んで、ドライフルーツの中で最も与えてはならないモノのひとつ、という大きなネガティブ要素から注目を浴びてしまっているようです。

>>>プルーンの何が問題なのか?

その理由としては、プルーンには”猛毒のシアン化合物(≒青酸カリイメージさせるが含まれる”という”意味合いの情報”がほぼ一貫して”注意喚起”されており、それが危機感を増幅する原因となってるからかでしょうか。。。いわゆる獣医師監修を謳う記事においても、犬には命の危険性がある食材であるという情報が散見されます。

ところが実際には、既存の獣医学的な報告では”プルーンの果肉そのもの”レーズンのような致命的中毒を引き起こすような特定の物質は確認されていません。 

もちろん、プルーン犬に積極的に食べさせた方が良い”という食材では決してありませんが、危険性に対する情報の多くにややズレや行きすぎた面があるように思います。

プルーンシアン化合物を含み有毒である”と見なされる理由は、”植物学的”な毒性がある「種・茎・葉」を含む”植物全体”という意味あいでの危険性が、そのまま根拠として引用されてしまっているためでしょうか。ネット情報のリスクコミュニケーションの観点から一人歩きした結果なのかもしれません。

実際には”乾燥プルーンの果肉そのもの”は、少量であれば食べても問題はありません。基本的な注意点は他のドライフルーツと同様のものです。少量に止め、種が含まれているものは決して与えない

>>>プルーンに含まれるソルビトールの問題

プルーンには果肉に緩下剤として作用を示し”お通じ”をよくする作用を持つ、ソルビトールが他のドライフルーツよりかなり多く含まれています。このため、その浸透圧性下剤作用により下痢など消化器症状がより強く出がちですので注意が必要です。(下図をご覧ください)

そもそも乾燥プルーン糖分食物繊維などが他のドライフルーツと同じように”強く濃縮”されています。大量に食べるとそれらドライフルーツ共通でも見られる腸内環境の激変によって、嘔吐下痢・腹痛・腹囲膨満(お腹がパンパンなどが生じます。
プルーンの場合、原因としてのソルビトールがさらに加わることで、より強い消化器症状を起こす可能性が高まります。

プルーン(種を含まない)を大量に誤食したり、知らずにたくさん与えてしまった場合の危険性はシアン化合物による中毒ではなく、むしろ下痢・嘔吐を始めとするさまざまな消化器症状にあると言えるでしょう。

>>>誤食してしまったら。。。

一部の乾燥プルーンには”種が残っている製品”もあるようです。プルーンをはじめとしたプラム類ウメ、モモ、ビワも同様)では”シアン化合物”の殻の中にある”に微量に含まれています。

仮にごと噛み砕いて食べたと仮定すればで微量のシアン化物が発生する可能性”はあり、わずかではありますが中毒の可能性も考慮すべきリスクとなるでしょう。
ただ、はとても硬いため”噛み砕くのが難しく、そのまま飲み込まれてもでは消化されないため、毒物が吸収される危険性はほぼありません。このため中毒よりはむしろ”が引き起こす食道や胃・腸での閉塞や窒息のような事故”をより警戒することが現実的であろうと考えられます。

そのため、犬がプルーンを食べてしまった場合には、「プルーン=”猛毒”だから危険」と一律に考えるのではなく、”どのくらいの量を食べたのか”、”種が付いていたかどうか”、”犬の体重(小型犬かどうか?”)、”持病の有無”といった点を総合的に評価することがとても重要です。

実際の医療現場ではドライフルーツのプルーン果肉レーズンのような強い毒性を持つ食品とは考えられていません実際には”種なし”かつ少量であれば、経過観察となることも少なくありません。

ただし、”大量に食べた場合””種ありプルーン”を飲み込んだ場合、”嘔吐を繰り返す””元気がない””腹部が張ってくる””吐こうとするのに吐けない”といった症状がみられる場合には要注意です。

繰り返しますが、乾燥プルーンの果肉自体は毒性を持ちませんが消化器症状が強い場合などでは、”による消化管閉塞”の可能性など、考慮すべき点は明らかに存在します。安全のために、誤食に気づいた際には”食べた量”や”種の有無”を確認したうえで、持病や犬の体重等含めて早めに動物病院へご相談ください。

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犬が誤食しやすい”と思われるドライフルーツのリスト、および誤食してしまった場合の危険度の大まかな目安を下記にまとめました。参考になさってください。

※下図にある ”いちじく”が含有するフィシン・ソラレンに関して、犬への毒性の指摘もありますが、それぞれ”製造過程で失活”、”もともと果肉中の含有量がもともと少ない”などの理由により、他のドライフルーツと同様に少量の摂取では問題がないと考えられます。

※本記事はプルーンを始めとするドライフルーツ”常食として、または健康増進のために積極的に犬に与えること”をお勧めるものではありません。
意図せず誤食してしまった場合や、”知らずに与えてしまった際の注意点危険性(安全性)”を飼い主様に正しくお伝えすることに力点を置いています。

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文責:あいむ動物病院 西船橋

   代表獣医師 井田 龍

犬のブドウ中毒とは?

>>>ブドウ(レーズン)中毒の特徴は?
 
犬では、ブドウレーズンを食べたあとに急性腎障害を起こす“可能性がある”ことが、”疑いの余地がない事実”として広く知られています。

ネットには数多くの情報があり、少量であっても“死に至る可能性”さえあるという解説が随所に見られることも、この中毒に対しての世の中での危機感や関心の高さを窺い知ることができます。

ところが、この“ブドウによる中毒”では「どのような物質がどう引き起こすのか?」、「どのくらいの量で起こるのか?」という、中毒の原因となっているモノと理由が不明なままという、いささかもどかしい状況が獣医療の現場では長らく続いています。

獣医師診断・治療を進める際の問題点として、困ったことに同じ量を食べても全く症状が出ない犬がいる一方で、少量でも体質や条件によって重い腎障害につながる犬がいることが分かっています。

また、”生のブドウ果実”はもとより、その加工品のレーズン等の水分の抜けた乾燥果実では中毒成分が製法により様々に濃縮されている可能性があること、さらにブドウ原料を含む加工食品ではブドウの量で換算できないため危険度の評価ができないという、一種の困難さもあります。

ブドウ中毒が発生する目安がはっきりしないため、通常の判断基準(どのくらい食べたか?)で予測が難しい中毒といえるでしょう。
食べた量が明らかであっても「少量だから大丈夫」、「以前食べても平気だったから今回も問題ない」ということがそもそも通用しません。

>>>中毒の原因と食べた量の目安は?

最近ではブドウに含まれる酒石酸(しゅせきさん)が関与している可能性があり、原因物質として酒石酸(tartaric acid)酒石酸水素カリウム(potassium bitartrate)原因物質の候補として考えられるようになりつつあります。(※まだ確定的ではありません)

酒石酸中毒を起こす「生のブドウ」・「レーズン」・「サルタナ」(※ブドウの品種と乾燥方法・製法が異なるレーズンの一種)・「タマリンド(※マメ科タマリンドの実)」で”共通に高濃度に含まれる物質”であること、犬ではこれらの有機酸を排泄する能力が弱いという説が有力になっています。
食べた量と中毒量が一致しないのは犬の個体差腎臓からの排泄機能の差)という推測が一定の説得力を持っています。

現在、患者動物からの集積データから中毒量の目安として下記の基準が公表されています。

◎ブドウ:約19.6 g/kg・レーズン:約2.8 g/kg
上記の基準は不確定な知見を含むため、これ以下であれば大丈夫であるという保証はありません。

 

>>>早めの受診が大事な理由は?

ブドウという我々には当たり前の食材が、実は犬に”致死的な中毒”を起こす可能性など想像さえできない方も多いことと思います。
中には気付かずに食べさせているけれど”問題がない”というレベルのものから、”原因不明の急性腎不全”として動物病院で対処されているケースもあるかもしれません。

ネットで偶然に、”一粒でも死に至る可能性”というセンセーショナルな情報をご覧になり、“知らずにブドウを食べさせてしまったけれど大丈夫なのか?”という飼い主様のご不安は獣医療の現場ではかなりの切迫感を持って伝わってくることがしばしばです。

現在の獣医療では、食べた量だけではなく、食べてからの「経過時間」、「症状の有無」、「吐かせる処置」などによりからブドウを回収することが十分に行えたかどうか?
また、血液検査尿検査の結果や患者動物の状態を総合して対応方針を決定します。

一般的に早い段階で処置を行えるほど、腎臓への影響を減らせる可能性があります。

もし犬がブドウ・レーズン・その関連食品を口にした可能性がある場合は、症状がなくても早めに動物病院へご相談ください。一般的に犬のブドウ中毒では、食べた直後には元気に見えることがほとんどです。
しかし、腎臓への影響は食べてから最低でも数時間以上経ってから現れることが多く、症状が出る頃にはすでに”体内へ成分が吸収されている”場合が多いと考えられます。

>>>中毒(急性腎障害)回避のためには?

繰り返しになりますが特に問題になのは、「食べた量だけでは重症度を正確に予測できない」という点です。同じ種類・同じ量でも、犬によって反応が異なり、症状が出ない場合もあれば、少量でも腎機能に影響が出る場合があります。
そのため、ご家庭で様子を見て安全かどうかを判断することが難しい中毒と考えられています。

早い段階で受診していただくことで、状況に応じて”吐かせる処置(催吐)”検査による評価を行い、体内へ吸収される前に対応できる可能性が高まります。また、必要に応じて血液検査尿検査点滴治療を行い、腎臓への影響を早期に評価・予防できる場合があります。

一方で、”食べてから時間が経過して体に吸収されている場合”、すでに嘔吐・元気消失・食欲低下などの症状が出ている場合は、原因となる食べたブドウの除去が既に間に合わないために、腎機能の評価や治療を優先的して対処されます。

「元気だから大丈夫」と判断せず、食べた可能性がある時点でご相談いただくことが、結果として中毒リスクを低減して、負担の少ない対応につながる最短の方法です。

 

 

>>>どのように検査・治療を行いますか?

動物病院では、まずの中の食べ物を”吐かせる処置”(催吐処置)を考慮します。
※ただし、すでに嘔吐等、何らかの中毒症状が発現している場合など患者動物の状況、また”食べてからある程度(数時間以上)経過している場合”、”吐かせたモノ”が誤って気道気管・肺)に入ったり食道咽頭に詰まる危険がある場合”などでは催吐処置を行えないことがあります。

ブドウ・レーズンを食べた場合には、「どのくらい食べたか」だけではなく、「いつ食べたか」、「現在症状があるか」を確認しながら、食べた時間からの経過時間を重要視して必要な検査・処置を行われます。

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■ 吐かせる処置(催吐処置
食べた直後から時間があまり経っておらず、催吐処置が安全に実施できると判断した場合には、まず体内へ吸収される前に吐かせる処置を最優先で検討します。
※ブドウレーズンに比較的長く留まることがあるため、早期に内容物を回収できれば、その後の障害のリスクを下げられる可能性があります。

画像検査レントゲン検査・超音波検査
来院時にに残存する食べ物の量を評価します。また、食べたモノが食道・小腸での異物障害(閉塞など)の危険性を持つかどうかを評価します。
催吐処置の前に実施されることもあります。

■ 血液検査・尿検査
実際には、ブドウを食べた当初は症状がほとんど出ません。
ただ、「体への影響は数時間から半日程度で進行する」可能性がある」ために、特に腎臓への影響が始まっていないかを確認するために行います。検査結果により、外来のみでの経過観察もしくは入院が望ましいかを判断します。

※主に下記の項目を確認します。
・腎臓の数値(クレアチニン、尿素窒素など)
・電解質バランス(ナトリウム、カリウム、塩化物イオン濃度、リンなど)
・尿の濃さや尿量
・脱水の有無

■ 点滴治療(皮下輸液・静脈輸液)
※必要に応じて点滴治療を行います。点滴の目的」は下記の通りです。
・脱水の改善
・腎臓への血流維持による腎機能の維持
・体液バランスの調整と維持
・排尿を促して、腎機能の変化を観察する

■ 入院が必要であるか検討する
※一般的に動物病院では重症化する(可能性がある)場合の”リスク回避”のために検査・治療を最大限に優先します。このため、獣医師の判断で”ブドウを食べたら、無条件に可能な限り入院して長時間点滴」を行う”、という考え方による「危険サイドへの備え」を理由に提案が行われる可能性があります。

・「食べた量がどのくらいか?」
・「食べてからの経過時間は?」
・「消化管(胃)からの除去が十分できたか?」
・「検査結果(画像検査・血液検査・尿検査等の結果」
・「現在の症状の有無」
・犬種や年齢、その病気の有無等

獣医師は上記を念頭に総合的に考えて最善の治療方針の提案をいたします。
療・検査内容は一律なものではなく、患者動物の状況に合わせて提案されます。ご不安な点やご事情がある場合は、遠慮なく獣医師へご相談ください。

 

>>>どのような場合に入院が必要になりますか?

■ 食べた量が多い、または正確にわからない場合

食べた量や内容が不明な場合は、安全性を優先して一定期間の観察や治療をご提案することがあります。特にレーズン加工食品は成分が”濃縮されていたり”、”確認できない”可能性があります。

■ 吐かせる処置が行えなかった、または十分に回収できなかった場合食べてから時間が経過していたり、安全上の理由で催吐を行えなかった場合は、その後の体内への吸収リスクを考慮して、可能な限りの中毒の抑制、軽減を目的として点滴や積極的な検査を選択する可能性が高くなります。

■ すでに関連する症状がみられる場合
次のような症状がある場合は、入院での管理が必要になることがあります。

・繰り返す嘔吐・悪心(気持ち悪そうな仕草)
・食欲低下や消失
・元気がない、など活動性の低下
・水を飲まない、または飲めない
・下痢等、嘔吐以外の消化器症状がある
・尿量の変化(少ない、出ない、極端に多い)

検査で腎臓への影響が疑われる場合
血液検査尿検査腎機能の問題を示す変化や脱水が疑われる場合は、症状が軽く見えていても、早期治療を目的として入院をおすすめすることがあります。

■ ご自宅での観察が難しい場合
”夜間の様子が確認しづらい”、”飲水量や尿量の管理が難しい”、”通院間隔が空いてしまう”場合なども、より安全な経過観察のために入院を提案することがあります。

入院重症だから入院する」ということのみならず「今は元気でも、起こりうる中毒の発症を予防し、変化を早く見つけて対応するため」に行います。

一方で、早期に受診でき、”吐かせる処置”が十分に行え、”検査でも異常がなく”、”自宅での観察が可能な場合”には入院が必要ないとされるケースなど、状況に合わせて、治療内容入院の必要性をご相談しながら決定いたします。

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文責:あいむ動物病院西船橋

   代表獣医師 井田 龍

AIM ANIMAL HOSPITAL NISHIFUNABASHI
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